「サルでもできる弁護士業」幻冬舎 弁護士の西田研志氏の本
5月以来の、政治面での醜態ぶりに、意見を述べるのも嫌になった。
醜態ぶりは主に、「無知」と「解決能力の欠如」から来ている。
そういう事態に対して、立ち向かう良い例として、最近読んだ本で、
納得のいく素晴らしいものもある。これが首記の本である。
私は、今まで、マア、ざっとでも、ドイツで30-40人の弁護士と仕事をした。
日本でも、不当な要求をされて、「調停」から、始まって、決裂後の
「裁判」に、全部、裁判所、法廷に出た。要は、裁判が好きなのである。
やましいところが無ければ、自分の意見を正式に陳述できるから、
それが、社会正義上正しいか、判断をしてもらえる。
だから、当然興味がある。さて、この本の著者は、素晴らしい。
一読をお勧めする。
この方と同じく、日本の社会を改善できない責任を「弁護士」に
求める意見は、常々私も言ってきた。会社を経営する立場からすれば、
もう一つの社会改善が進まない職業は、「税理士・公認会計士」である。
ドイツ流に弁護士という職業を理解してみよう。
私とある人が係争をした。問題は、何でも良い、お金を貸した、
だが取れない、としておこう。
我々は、法律に詳しくないので、夫々が、個人的に知っている弁護士に、
問題を示し、法律に詳しい専門の立場から、利息、支払期日の約束、
支払履行のための給料の差し押さえは可能かなどに関し、
どちらの言い分が正しいか、又は、「法律に照らして、私が、
60%、相手が、40%の言い分が通る。だから、
こう妥協すべきである」と提案をしてくれる存在が弁護士である。
裁判所の代理人という考えである。
だから、国の資格として、数が制限されているし、職業としても
認知されているわけである。それを、日本の弁護士は、
被告の有利さばかりを主張して、社会正義上の判断を放棄
しているかに見える。
ドイツで、私が、30年以上で、30人の弁護士と仕事をしたとして、
実に、そのうちの2人が、監獄に入っている。
つまり、悪い弁護士はドイツにも多い。
一人はうちの顧問弁護士が、元うちの社員との係争の際、
社員の側の弁護に当たった。
そして、この狡猾さにうちは負けてしまった。
もう一人は、若く、秀才の誉れが高かったが、才におぼれたのであろうか、
両弁護士とも、出資を募って、ドロンした手口で訴えられ、
両方とも、禁固刑である。
それとは別に、今もドイツで3人弁護士に夫々の案件ごとに依頼をしている。
兎も角、この本の一読をお勧めしたい。
このような観点から、名古屋の河村市長の勇気にも絶大な賞賛を贈りたい。
ご意見、コメントいただければ幸いです。